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グラフィックデザイン
似ているようで全く違う!?会社案内パンフレットと採用案内パンフレットはどうあるべきか?

会社案内パンフレットと採用案内パンフレット

会社案内パンフレットのリニューアルにまつわるもので、よく耳にするのが、「数年前に作ったものの社内であまり活用できていない」、「採用活動に会社案内だけでいいのかな?」といったご相談です。

多いページ数、華美なデザインにたくさんのイメージ写真…しかし見た目とは裏腹に社内では

  • 「営業ツールとしては使えないなぁ」
  • 「説明するには情報が足りなくて」

と言われている残念なケースがあります。また会社説明会で会社案内パンフレットを渡したけど学生の応募が思ったよりも伸びなかったなど採用活動に支障が出るケースもあるようです。

    次の質問に2つ以上当てはまった場合は要注意です
    • 組織の変更や新事業など最新情報で掲載していない情報がある
    • 社内から増刷や改定の発注相談が1年以上ない
    • 営業チームが会社案内パンフレット以外にパワーポイントの資料を作っている
    • 採用チームが独自の会社案内パンフレットをパワーポイントで作っている
    • 会社説明会などの採用イベントで会社案内パンフレットをそのまま渡している

会社案内パンフレットと採用案内パンフレットの違い

会社案内と採用パンフレット。どちらも自社の製品やサービスをPRしていたり企業理念やこれまでの歩みなどが掲載されていますが、それぞれの「ターゲット」や「目的」は異なっており、ターゲットに求められる情報や表現が掲載されていなければ十分な効果を発揮できません。

  • 会社案内と採用案内の違い
    会社案内 入社案内
    ターゲット 新規顧客・取引先 学生、求職者
    目的 商品やサービスに興味を持ってもらう 共感と入社したいと思ってもらう
    内容 商品やサービスの特長、他社との独自性優位性 入社後どんな仕事をするのか、どんな人達と働くのか、
    掲載内容例 例えば価格や品質等 例えば福利厚生や社員の声等

採用パンフレットにふさわしい情報とは?

採用パンフレットは、会社案内とは違って採用に関わる情報に特化した内容となっているため、求職者への一番最初の印象付けとして効果的だとされ、比較的キャッチーで親しみやすいコンテンツが多く、デザイン性も各社個性的で、見た目も華やかなものが多いのが特長です。 

掲載すべき情報の目的として次の4つがあげられます。 

  • 自社が持つ魅力
  • 仕事内容と仕事の魅力
  • 社会に与える影響力
  • 社風や待遇・制度

これをコンテンツへ落とし込むと

  • 企業情報
  • 代表者のメッセージ
  • 企業の歴史や理念・ビジョンの紹介
  • 採用コンセプト・募集要項
  • 社風や福利厚生

などエビデンスにとどまらず、情緒に訴えかける情報が採用パンフレットにふさわしい情報といえるでしょう。

事例:植田基工株式会社様

会社案内にふさわしい情報とは?

会社案内の場合そのほとんどの用途は新規顧客の開拓に使われることでしょう。 この場合、この企業と取引することでどんなメリットを享受できるのか?競合する企業と比較しその独自性は何か?優位性は何か?といった強みに関する情報が中心となります。 

掲載すべき情報の目的として次の4つがあげられます。 

  • 企業の信用性、信頼性の醸成
  • 企業の創造力や独創性の提示
  • 市場における競争力
  • 経営者のメッセージ

これをコンテンツへ落とし込むと

  • 代表挨拶・企業理念
  • 会社概要・沿革
  • 事業、サービス概要
  • 取扱い商品
  • 組織図、スタッフ紹介、事業所紹介

などエビデンスの提示時に余分な情報を付与しない客観視できる情報が会社案内に必要な情報といえるでしょう。

事例:細田工業株式会社様

まとめ

会社案内と採用パンフレット。似ているようで異なってるそれぞれの役割や、それぞれの情報の性質について簡単にまとめてみました。