2023年09月14日
グラフィックデザイン
見直される「社内報」制作の在り方
そもそも「社内報」って要るの?要らないの?
昔から多くの企業の社内で作られてきた「社内報」。「昔からの慣習で社内報を作ってきたけど意味はあるのかな?」とか「毎月社内報を作ってきているけど、みんなに読まれているのかな?」など社内報の目的や効果に疑問を感じているスタッフの方がいらっしゃったり、逆に「打合せすらオンラインになって横のつながりがなくなっているから、社内報でも始めようか」という経営者の方が増えたり。
そもそも社内報って何の目的で作っているのか?この機会に見直すことで社内報の本当の意義もわかるのではないでしょうか?
「社内報」の目的ってなに?
社内報を発行する目的は複数挙げられます。第一には経営陣がどんな経営理念やビジョンを掲げているかを社内報を通じて従業員に理解してもらうことです。
また社内情報を共有することも社内報の重要な役割の一つです。業務連絡はもちろん教育やイベント告知なども社内報を通じて行えますし、部署を越え社内コミュニケーションを円滑にすることも可能となります。さらに目標を達成した従業員や部署を表彰することでモチベーションをアップさせるといった目的にも用いることができます。現在企業活動において、事業の分業化が進み、隣の部署のスタッフの顔すら見えない時代になっていると言われます。企業の中で様々な部署があっても、普段接点のない他の部署がどんな仕事をしているのか?どんな顔のスタッフがそれに関わっているのかを知ることは難しいです。
さらにオンライン化が進んだことで、連絡もメール、シフトはスケジュール表で共有など声を聴く機会すら減ってしまっているのが現状です。そのような場合でも、社内報の中でそれぞれの部署が紹介しあい、スタッフのプロフィールを目にしていれば、スムーズにコミュニケーションが取れ、意識の向上につながり、個々の従業員が仲間を思いやり、主体的に行動するような企業文化を醸成することも可能かもしれません。
読んでもらえる社内報コンテンツとは
社内報は社内コミュニケーションの活性化や従業員のモチベーションアップといった効果が期待できると書きましたが、そもそも社内報を読んでもらえなければその効果も生まれません。従業員から毎号楽しみにしてもらえるような社内報を作るには、興味深いテーマの記事を、読みやすく、見やすいデザインで伝えることが大事です。
「社内報」のコンテンツ例とその意図
各部署がどんな業務や取り組みをしているかを紹介する記事
部署への理解を深めてもらい、部署の垣根を越えた社員同士のコミュニケーションを活性化させることを目的にする。
めざましい活躍をした社員へのインタビュー記事
その社員の仕事にかける想いや情熱を他の社員に伝え、「自分も頑張ろう」といった意識やモチベーションを高めてもらうことを目的にする。
その他社内報でしか読めない記事
先輩社員による仕事術のアドバイス・社員のプライベートでの素顔・社員食堂のメニュー開発秘話・業界トリビアなど従業員であれば読みたくなる記事をチョイスする。
まとめ
社内報を発行する目的は複数挙げられます。第一には経営陣がどんな経営理念やビジョンを掲げているかを社内報を通じて従業員に理解してもらうことです。
いかがだったでしょうか?社内報の存在意義や役割について理解することはできたでしょうか?社内報の究極目的はその「企業の成長です」目的達成のための道筋はそれぞれの企業によって異なりますが、社内報が持つ「社内コミュニケーションの活性化」「従業員のモチベーションアップ」「従業員の意識向上」といった効果は目的達成に不可欠なものです。
最近の事例では社内報コンテンツは弊社で制作し、印刷は必須枚数にして「LINE」で社内に回すという会社さまも増えて来ています。ぜひ目的達成に向け素晴らしい社内報を作成してみましょう。